はじめに
自己紹介をさせてください。
古民家の裏の畑から、3分間。このページの文章より、こちらの方が早く伝わると思います。
Japanese Care Experience by Kuromame-san / 約3分。再生ボタンを押すまで動画は読み込まれません。
先にお伝えしておきます。この動画の英語はAIが話しています。実際のところ、私はほとんど英語が話せません。ただ、使える技術は何でも使ってお話ししますので、これまで意思疎通で困ったことはありません。
このプログラムについて
線の外から見ているだけでは終わりません。
多くの視察ツアーは、会議室でスライドを見せ、利用者さんの前を通り過ぎて終わります。ここはそうではありません。
1日2時間、実技のレッスンを行います。移乗、入浴介助、体位交換、食事介助、そして日本の介護者が土台にしている小さな敬意のかたち。残りの時間は村で暮らします。畑に出て、採ったものを料理し、ここで80年生きてきたお年寄りの隣に座ります。
そして、途中で立場がひっくり返ります。お年寄りの世話の仕方を習いに来たはずが、3日目には90歳のおばあちゃんから漬物の漬け方、小豆の植え方、おくどさんでのご飯の炊き方を教わっている。この逆転が、方法のすべてです。そして、それが利用者さんたちが元気になった理由でもあります。
来られるのは介護職、看護職、学生、研究者。皆さん、人にふれる手つきが変わって帰っていきます。
Japanese Elderly Care Experience
4つのプラン。中身は同じ、深さが違う。
プログラム名は Japanese Elderly Care Experience(日本の介護体験プログラム)。長さが4種類あります。毎日の基本は全プラン共通で、変わるのは、どれだけ長くいて、どこまで深く入るか。
| プラン | ショート | ミドル | ロング | スーパーロング |
|---|---|---|---|---|
| 期間 | 2日間 1泊 |
4日間 3泊 |
7日間 6泊 |
14日間 13泊 |
| 料金 | 50,000円80,000円 | 100,000円160,000円 | 175,000円280,000円 | 350,000円560,000円 |
| 実技レッスン | 2時間 × 2日 | 2時間 × 4日 | 2時間 × 7日 | 2時間 × 14日 |
| アンバサダー 認定証 |
— | あり | あり | あり |
| 向いている方 | ご自身の日本旅行に組み込んで、まず体験してみたい方 | 本物の材料が必要な学生・研究者 | 現役の介護・看護・福祉の専門職 | とことん深く入りたい方 |
全プランに含まれるもの
- 毎日2時間の実技レッスン
- 地元食材でつくる手料理(1日2食)。一部はおくどさんで炊きます
- JR下山駅までの送迎
- 施設のすぐ隣にある私たちの古民家での宿泊(Wi-Fi・布団・シャワー・エアコン完備)
- 写真撮影OK。SNSへの投稿も歓迎です
含まれないもの:日本までの渡航費、駅までの国内交通費、旅行保険、個人的な費用。
4プランの詳細
それぞれのプランの中身。
上の表は「比べる」ため。ここは「決める」ためのものです。
観光では届かないところへ。2日間で、日本の芯にふれる
お試しのプランです。ご自身の観光の合間に、日本の暮らしと介護を覗いていただきます。古民家に泊まり、「清潔に保つだけ」ではない介護がどういうものかを見ていただきます。
¥50,000 通常 ¥80,000 パイロット価格
こんな方に
- 日本の介護文化に関心のある方
- 観光以外の体験を1つ入れたい旅行者の方
やること
- 田舎の暮らし。薪割り、畑仕事
- おくどさんでの調理
- 日本の介護技術の実技レッスン(入門)
- ここで暮らすお年寄りとの時間
持ち帰るもの
- 日本の介護のなりたちを知る
- 暮らしと介護のつながりを見つける
- 移乗や介助の技術に初めてふれる
見る角度が変わる4日間
標準プランで、一番人気です。訪問者でいることをやめられる長さです。1日の中で役割を持ち、同じ食卓につき、手が覚えはじめるまで技術を繰り返します。迷ったらこれを選んでください。
¥100,000 通常 ¥160,000 パイロット価格
🎓 修了でアンバサダー認定証
こんな方に
- 介護を「文化」として学びたい方
- 学生・研究者・現役の介護職の方
- ツアーではなく、暮らしと人との接触を求めている方
やること
- お年寄りと役割を分け合う。畑と、台所と
- 毎日、同じ食卓で日本の食事を
- 集落と山と、静けさの中で過ごす時間
- 身につくまで毎日繰り返す実技
持ち帰るもの
- 日本の介護技術を、順序立てて実技で習得する
- 介護が、暮らしの横ではなく中にあることを理解する
- 繰り返しが介護者自身の体を守る仕組みを体で知る
- 地元の方や各国の参加者との対話で、視野が広がる
技術を修め、人生の見方が変わる1週間
もっと深くやりたい方へ。1週間あれば、ここの生活リズムに溶け込めます。技術を「味見」ではなく、通して身につけられる長さです。
¥175,000 通常 ¥280,000 パイロット価格
🎓 修了でアンバサダー認定証
こんな方に
- 介護・看護・福祉の現役の専門職の方
- 日本の介護を深く研究したい研究者・教育者の方
やること
- 1週間、村の暮らしの内側で過ごす
- 関係が本物になるまで、お年寄りと日々を共にする
- チームでの介護の作り方と、施設運営の実際
- 日本の介護技術を、通して修める
持ち帰るもの
- 移乗介助の集中実技(立ち上がり・車椅子・ベッド・入浴)
- 日本の介護の根っこにある価値観を読み解く
- チームと施設を保つために何が必要かを知る
2週間で、介護と暮らしを修め、自分の人生を考え直す
全部やりたい方のための長期プログラムです。学び、暮らし、人と共にいる2週間は、介護に何ができるのかという考え自体を押し広げます。多くの方が、技術というより思想のようなものを持って帰られます。
¥350,000 通常 ¥560,000 パイロット価格
🎓 修了でアンバサダー認定証
こんな方に
- 介護・看護・福祉の専門職の方
- 体系的に研究したい研究者・教育者の方
- 暮らし・地域・介護を一体のものとして体験したい方
やること
- 古民家での長期滞在。私たちと同じように暮らす
- 畑と台所で、お年寄りと役割を分け合う
- 基礎から難しいところまで、毎日の実技
- チームケアと施設運営
- 自分の心と体を取り戻すための、山での時間
- 地元の方と、世界各国からの参加者との交流
持ち帰るもの
- 移乗技術を体系的・実践的に習得する
- 介護と暮らしが切り離されていない文化を理解する
- 一生続けるために、自分の体を守る方法
- チームケアと地域の仕事を、説明ではなく実践で
- 「介護は何のためにあるのか」について、自分の立場を持つ
お支払いの前に
まずご希望の日程をお知らせください。一度にお受けできる人数がごくわずかなので、空きを確認してからのお支払いをお願いしています。お受けできない日程でお支払いいただいた場合は全額返金しますが、メール2行で済む確認より、お互いに手間と時間がかかります。
キャンセルされる場合
- 滞在開始日の60日前まで — 全額返金(決済手数料を除く)
- 59〜30日前 — 50% 返金
- 29〜15日前 — 30% 返金
- 14日前以降 — 返金なし
当方の都合で中止する場合は全額返金します。災害や感染症の流行で来日できなくなった場合は、1年以内の日程に無料で振り替えます。
返金より先に、日程変更をご相談ください。勤務が変わる、休みが取れなくなる——よくあることです。空きがあれば、返金するより日程を動かす方がお互いにとって良い結果になります。
詳細な条件と事業者情報は特定商取引法に基づく表記をご覧ください。決済はStripeが処理し、カード情報を当方が見ることはありません。
1日の流れ
実際の時間の使い方。
- 7:00
古民家で目を覚ます。ご飯が炊ける音。夏でも、この時間の山はまだ冷たい。
- 8:00
みんなで朝食。そのまま畑へ。その週に穫れるものを収穫します。
- 10:00
実技レッスン前半。移乗、体位交換、相手の体と力比べをしない動かし方。
- 12:00
自分で穫ったもので昼食。調理も手伝っていただきます。
- 14:00
お年寄りとの時間。会話、お茶、遊び、ただ座っていることも。何年経っても皆さんが覚えているのは、この時間です。
- 16:00
実技レッスン後半。入浴介助、食事介助、そしてその日に出てきた疑問。
- 18:00
夕食。あとは自由時間。村はとても静かになり、空はとても広くなります。
季節と、その時に滞在している方によって流れは変わります。決まりきったものではありません。
認定制度
くろまめさん式アンバサダー
どんな制度か
ミドルプラン以上を修了された方に「くろまめさん式アンバサダー認定証」をお渡しします。この介護のかたちを持ち帰れるところまで学んだ、という私たちからの認定です。
何のためか
アンバサダーは技術を自国の職場に持ち帰ります。すでに自分のチームに教えている方も何人もいます。京都の山あいの小さな集落のやり方が、地球の反対側の施設に届く。その仕組みです。
そのあと
帰国後もつながりは続きます。アンバサダーはプライベートのグループチャットに参加し、自国で試していることを共有したり、互いに相談したりしています。目指しているのは同じことです。「老いることが幸せである」世界。
滞在先
伝統的な日本家屋に泊まる。
ホテルではありません。施設のすぐ隣にある、私たちの古民家です。太い梁、畳、障子、そして季節が決める庭。古い家の暖かさ、つまりゆっくりと、部屋の真ん中から暖まっていく暖かさがあります。車椅子にも対応しています。ご家族連れの方をお迎えするために、そうしてあります。
鳥の声と、誰かがもう台所に立っている音で目が覚める。多くの方にとって、この家があるからこそレッスンが腑に落ちます。日本の介護を外から学ぶのではなく、それが生まれた暮らしの中に入るからです。
私たちについて
人のお世話をしています。
それがすべてです。
くろまめさんは、京都府京丹波町で高齢者介護を行っています。場所は山あい。集落は小さく、年々さらに小さくなっていて、私たちがお世話しているほとんどの方は、そこで生まれ育ちました。
10年前、自宅で寝たきりだったS子さんと出会いました。入浴の介助、排泄のお手伝い、食事の用意、送り迎え。当たり前の「介護」をしっかりやっていました。そのS子さんに、こう言われました。
こんなにお世話になるくらいなら、死んだ方がマシや。
愕然としました。そこから、本当の会話を始めました。どんな人生だったのか。何が得意なのか。漬物の漬け方、教えて。小豆の植え方、教えて。おくどさんでご飯を炊きたいけど全然分からないから、助けて——。
いつの間にかS子さんは歩行器で歩き出し、ニコニコと私たちを助けてくださる存在になっていました。歩けなかったのではありません。歩きたい現実が、なかったのです。
起こさないといけないのは、身体ではなく、心でした。だから私たちは、お世話するだけの介護をやめました。昔からの「田舎の暮らし方」を、お年寄りに教わりながら取り戻していく。このページにあることは、すべてそこから出てきています。
京都府船井郡京丹波町。丹波高原の山あいです。最寄り駅はJR山陰本線の下山駅(京都駅から約52km)で、全プランに送迎が含まれます。海外からお越しの方の多くは関西国際空港(KIX)または大阪伊丹(ITM)から京都に入り、山陰本線でお越しになります。
お問い合わせ
来られる日程をお知らせください。
お支払いの前に、必ず一度ご連絡ください。空き状況を確認し、ご質問にお答えします。通常は数日以内にご返信します。
メールでのご連絡
同じ内容を kuromamesan20@gmail.com まで直接お送りいただいても結構です。